Manufacturing
ものづくり
熟練の技を持った職人が
丁寧につくりあげます
フォルミオの美しい曲線を描くチェアは、5つの成型合板の部品から構成されています。成型合板とは木材を薄くスライスして重ね合わせて、部品の形をした型に入れ、プレス機で圧力と熱を加えて成型したものです。季節や天候に合わせて、微調整が必要で高度な職人の技術が要求されます。 チェアは、日本の職人の高い技術力によって、丁寧に生産されています。
-
原木を薄くスライスしたものが“単板”となります。単板に一枚一枚のりづけを行い、重ねて張り合わせ“合板”を作ります。
-
合板は高周波プレス機にかけ成型加工を行うことで、“成型合板”になります。型に入れて高周波を発生させ、その過程で生まれるエネルギーにより木材を内部から加熱することができ、接着剤を硬化させます。電子レンジと似た仕組みです。美しい曲面を実現しながら強度も確保しています。
-
一旦大きなサイズでプレス成型したものを、商品の幅に合わせてスライスします。この工程を“小割り(こわり)”と言います。
-
コンピューター制御の切削機械で正確に、フォルミオデザインの特徴である“ねじ穴”の加工を行います。
-
引出しトレーの“掘り込み”の加工を行います。
ねじ穴の加工と同じ機械を使いますが、刃物を付け替えることで様々な切削加工をすることができます。 -
ワゴンの引き出しは“蟻組み”という組手で前板と側板を接合します。組み合わせることにより木材の反りを止め、強度な接着を実現します。
-
最終仕上げ塗装です。
自然塗料の蜜ろうワックスを使用し、職人の手で一つ一つ丁寧に塗装を行います。
もっと知りたい
フォルミオのこと